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【広告出稿を検討中の方向け】アフィリエイト広告とは?概要をわかりやすく解説

【広告出稿を検討中の方向け】
アフィリエイト広告とは?概要をわかりやすく解説

2023/11/06 更新:2025/10/30

「アフィリエイト広告って、なんとなく聞いたことはあるけれど、どういうものかよくわからない」「アフィリエイト広告の仕組みが理解できない」
本記事をご覧の広告主様の中には、こんな悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?

アフィリエイト広告は、成果に応じて費用が発生する“成果報酬型”の広告手法で、費用対効果の高さから多くの企業が導入しています。一方で、仕組みがやや複雑に感じられることや、注意点も存在するため、導入前に基本的な理解を深めておくことが重要です。

この記事では、これから広告出稿を検討されている方に向けて、アフィリエイト広告の基本的な仕組みやメリット・デメリット、活用時のポイントをわかりやすく解説します。

「まずは全体像をつかみたい」という方は、ぜひご一読ください。

アフィリエイト広告の概要

アフィリエイト広告の概要

アフィリエイト広告とはWeb広告の一つで、成果報酬型の広告です。

Web広告は掲載することで費用が発生するものや、ユーザーへ広告が表示されたら費用が発生するものなど、種類と費用形態が様々あります。

その中でアフィリエイト広告は掲載や表示だけでは広告費がかからず、媒体様が出した成果に応じて広告費を支払えば良い費用形態です。
さらに、何を「成果」とするのかや、その成果にいくら支払うのかについても、広告を出す広告主様が任意で設定できます。
そのため、無駄な広告費のかからない「費用対効果の高い広告」として近年、注目度が高まっています。

アフィリエイト広告はどこまで伸びる?
広告市場の規模と今後の展望【2025年版】

アフィリエイト広告は、「成果報酬型」で無駄な広告費がかかりにくく、コストパフォーマンスに優れた手法として注目を集めています。しかし、「実際どのくらい使われているの?」「市場は成長しているの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

アフィリエイト広告の「成果」とは?

アフィリエイト広告における「成果」は、広告主様の目的やビジネスモデルに応じて、さまざまな設定が可能です。成果とは、言い換えれば「ユーザーにどんな行動をしてほしいか」を定めたもので、業界では「成果地点」と呼ばれます。

例えば、以下のような成果地点がよく使われています。

  • 商品購入
  • 資料請求
  • 会員登録
  • 来店予約
  • 口座開設

など

自社商品がある物販系の広告主様は「商品購入」、店舗への集客を重視する広告主様は「来店予約」といったように、それぞれの目的に応じた成果地点を設定し、アフィリエイト広告を出稿します。

上記のほかにも、成果地点は多様にありますが、多くの場合は新規顧客の獲得やリードの獲得を目的とした活用が中心です。広告主様は目的に応じたECサイトやLPを用意し、アフィリエイト広告を出稿します。

【広告主様向け】
成果地点って何?概要や成果増加のための工夫を紹介

アフィリエイト広告を扱っていると耳にする言葉「成果地点」。他のWeb広告ではあまり使わない言葉のため、意味や概念が分からず戸惑う方も多いのではないでしょうか。

どうやって成果を計測するのか?ASPの活用

では、アフィリエイト広告の成果はどのように計測できるのでしょうか?インターネット上でユーザーのアクション(行動)を計測するアフィリエイト広告の仕組みは、「ASP」と呼ばれる事業者によって提供されています。

アフィリエイト広告を扱うASPの概要と利用するメリットを解説

Webマーケティング業界にいると耳にする「ASP」。皆様は言葉の意味をご存知でしょうか?ASPは、アフィリエイトサービスプロバイダーを指す場合と、アプリケーションサービスプロバイダーを指す場合と主に2つのパターンがありますが、今回は前者であるアフィリエイトサービスプロバイダーについて、説明させていただきます。ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)が具体的にどんなものかわからない、どんな仕組みか知りたいという方に、参考にしていただければと思います。

ASPとは「アフィリエイト・サービス・プロバイダ(Affiliate Service Provider)」の略で、アフィリエイト広告を専門に取り扱う事業者のことです。
国内には複数のASPが存在し、広告主様と媒体様をつなぐプラットフォームとして、成果計測のシステム及び掲載サポートなどのサービスを提供しています。

成果計測の仕組み

ASPによる成果計測の仕組みは、ユーザーが「どこから来て、どのような行動を取ったか」を追跡し、成果の有無を判定するための重要な技術です。

簡単に言えば、ユーザーがアフィリエイト広告をクリックした際にCookieやIDをブラウザに保存し、どのアフィリエイトサイト経由かを記録します。その後、ユーザーが申込みなどの成果地点に到達すると、ASPにその成果が通知され、管理画面上に反映されます。

以下は、成果計測の一般的な流れです。

  • ASPが発行した「広告用リンク」を、サイト運営者(媒体)様が自分のサイトに貼ります。
  • そのリンクをインターネットユーザーがクリックすると、広告主様のサイト(商品やサービスを紹介しているページ)に移動します。
    ※このとき、「どのサイトから広告主サイトへ来たか」という情報が、ユーザーが使っているブラウザに記録されます。
  • ユーザーがそのまま広告主サイトで申し込みや購入などの行動をすると、ASPの「成果」を計測するシステムが反応します。
  • その成果の情報(どのサイト・どのブラウザ経由で何時何分に申し込みされたか)がASPのシステムに送られます。
  • ASPの管理画面で、1人の申し込み=”1つの成果”として反映されます。

この仕組みを動かすためには、広告主様のサイトとASPの間でシステムをつなぐ設定(タグを設置したり、データをやり取りする設定)が必要です。

【関連記事】ITPとは?概要やWeb広告への影響を解説

Webマーケティング・Web広告業界にいる方であれば、ここ数年で「ITP」という言葉を聞くようになったかもしれません。本記事では、そんなITPの概要やこれまでのアップデートの歴史、Web広告への影響を簡単にまとめています。

ASPを利用する流れ

アフィリエイト広告の出稿を希望する広告主様は、ASPに自社商品/サービスの広告を登録します。ASPには、媒体様側も同様にサイトやブログの登録を行っていますので、広告主様はASPを介して、それらの媒体にアフィリエイト広告を掲載できる仕組みになっています。

広告主様が広告を登録すれば、ASPの管理画面上で以下のような操作が可能になります。

  • 媒体様との提携(媒体様が広告リンクを掲載できる状態にする)
  • 広告経由で申し込みを行ったユーザー(成果)データの抽出・閲覧
    (例:どの媒体経由でどのユーザーが何時何分に申し込んだかなど)
  • 広告の効果に関するレポートの抽出・閲覧
    (例:どの媒体経由で何件の成果が出たか、1年や月ごとの成果数の推移など)
  • 広告素材(バナーなど)の差し替え
  • 成果の承認/非承認(※)

(※)広告主様は、成果条件に該当しないユーザーの成果(申し込みのキャンセルなど)を管理画面上で非承認にできます。非承認にした成果の分は、広告費を支払う必要がありません。詳しくは以下の記事もご覧ください。

【広告主様向け】
成果承認について 広告費のお支払いまで流れの解説

アフィリエイト広告を出稿する際によく耳にする「成果承認」という言葉があります。広告費に関わるものにもかかわらず他のWeb広告にはない概念なので、今回はその成果承認について詳しく説明していきます。

ASPの管理画面やASP担当者とのコミュニケーションを通じて、アフィリエイト広告の掲載や成果を伸ばしていくのが通常の利用の流れです。

アフィリエイト広告のメリット/デメリット

ここまでアフィリエイト広告の概要を説明してきました。ここからは、出稿を検討している広告主様に向けて、アフィリエイト広告のメリット・デメリットを整理して説明します。

アフィリエイト広告のメリット
アフィリエイト広告の概要

アフィリエイト広告を出稿する主なメリットを4点、挙げていきます。

【1】無駄な広告費がかからず、ローリスク
【2】第三者目線で商品/サービスをPRできる
【3】様々なサイトに掲載できる
【4】顧客獲得単価(CPA)が一定で予算が立てやすい

それぞれ、解説します。

【1】無駄な広告費がかからず、ローリスク

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告手法であり、成果が発生したときにのみ費用が発生します。掲載や表示、クリック時点では費用がかからないため、無駄な広告費が発生しにくく、低リスクで始められるのが大きな特徴です。
また、報酬金額や成果条件(例:購入、資料請求など)を自由に設定できるほか、不正や条件外の成果を却下する仕組みもあるため、費用対効果の高い運用が可能です。

ローリスクで認知拡大から新規顧客獲得まで幅広い効果が期待できますが、ASPや媒体によっては固定費が発生する場合もあるため、導入前に費用体系を確認しておくことが重要です。

▼成果報酬以外に発生する可能性のあるコスト例
  • ASPの初期費用
  • ASPの月額利用料
  • 特定媒体への掲載にかかる固定費

など

【2】第三者目線で商品/サービスをPRできる

アフィリエイト広告では、提携した媒体(アフィリエイター)様が、商品やサービスに関する紹介記事やレビューを作成し、自身のサイトやSNSで掲載してくれます。これにより、広告主様自身が発信するのとは異なる「第三者のリアルな声」としてのPRが可能になります。
例えば、他社製品との比較記事や、使用感を正直に伝えるレビューなど、よりユーザーに近い視点で商品・サービスの魅力を伝えることができます。
バナーやLPを直接表示する広告とは異なり、アフィリエイト広告ではユーザーがレビューや体験談を読んだ上で、納得して広告主様のサイトへ訪問するため、より購買意欲の高いユーザーを誘導できる点も強みです。

ただし、口コミマーケティングとして利用しやすい一方で、ステマにならない運用は必須です。以下の記事も合わせてご覧ください。

ステルスマーケティング(ステマ)とは?
概要や問題点、リスク回避のための対策をご紹介

ニュースやSNSでもよく耳にする「ステマ」。商品やサービスを買う消費者様を惑わす、不正なマーケティング手法として知られています。この記事では、ステマの概要や問題点・リスクなどに触れた後、主にインターネット広告を出稿している企業(広告主)様に向けて、行うべきステマ対策をご紹介しています。

【3】様々なサイトに掲載できる

アフィリエイト広告は、掲載できる媒体の種類が非常に豊富です。比較サイトやレビューサイト、個人ブログ、SNS、ポイントサイトなど、さまざまなタイプの媒体がASPに登録されています。
こうした媒体を通じて広告を出すことで、特定のニーズを持ったユーザー層や、異なるチャネルを利用する幅広い層へのアプローチが可能になります。
媒体の特性を活かしながら展開すれば、商品やサービスに合ったターゲットへ効果的に訴求することができます。

【広告出稿を検討中の方向け】
アフィリエイト広告の掲載先はどこ?種類や特徴まとめ

アフィリエイト広告は成果報酬型の広告で、掲載先の媒体様が出した「成果」の数に応じて広告費が発生します。何を「成果」とするのか(成果地点)や、その成果にいくら支払うのかを広告主様が自由に決めて広告出稿ができるため、Web広告の中でも費用対効果が高く低リスクな広告手法です。

【4】顧客獲得単価(CPA)が一定で予算が立てやすい

アフィリエイト広告は、成果地点だけでなく成果単価も広告主様が設定できるため、顧客獲得単価(CPA)が一定に保ちやすく、予算の計画が立てやすいのが大きなメリットです。
一方で、Web広告の中には掲載やクリックの時点で費用が発生するものもあり、それらは実際に出稿してみないとCPAが見えず、変動するリスクがあります。それと比較すると、あらかじめCPAを設定できるアフィリエイト広告は、費用対効果を安定させやすい点で優れています。

アフィリエイト広告のデメリット

アフィリエイト広告には多くのメリットがある一方で、注意すべき点もいくつか存在します。

【1】成果が出るまで中長期的な運用が必要
【2】意図しない紹介方法で広告を掲載される場合がある
【3】固定費(ASP月額など)をペイできない可能性も

それぞれについて、以下で詳しく説明します。

【1】成果が出るまで中長期的な運用が必要

アフィリエイト広告は、ASPに広告を登録した直後から掲載がスタートしたり成果がすぐに出るわけではありません。媒体様側が任意で広告を選び、掲載準備を行うという特性があるため、以下のようなリードタイムが発生します。

  • 媒体様との掲載交渉
  • 媒体様による記事作成などの準備
  • 媒体様サイト自体の集客活動

広告を出稿してから成果が出るまでには、最低でも3か月程度は見込んでおく必要があります。この期間中は、有力なサイトへの交渉や、データ分析に基づく広告クリエイティブの見直しなど、継続的な運用と改善が求められます。

【広告主様向け】
アフィリエイト広告導入後の運用について~基礎編~

今回は、広告主様向けにアフィリエイト広告の運用について解説します。ASPに広告登録をした後に発生する諸業務に加え、アフィリエイト広告を扱う上でよく使う用語の説明も含みますので、アフィリエイト広告の導入を検討している、もしくは開始したての広告主様の参考になればと思います。

なお、より早く成果を出したい場合には、アドアフィリエイトポイントサイトの活用も検討するとよいでしょう。商材によって向き不向きはありますが、相性が良ければ、SEOサイトやブログ媒体よりも短期間で成果が出るケースもあります。

【2】意図しない紹介方法で広告を掲載される場合がある

アフィリエイト広告では、媒体様側が自ら記事を作成して広告を掲載するため、意図しない形で紹介されるリスクがあります。なかには報酬目的で、誇大表現や誤解を招く訴求を行う媒体も存在します。

こうした表現により消費者が誤認した場合、広告主側が責任を問われる可能性もあるため、運用には注意が必要です。リスクを抑えて安全に運用するためには、以下のような対策が有効です。

  • 掲載レギュレーション(表現ルール)の整備
  • クローズド広告として運用(特定の信頼できる媒体様のみに掲載を限定)
  • クローズドASPの活用
景品表示法(景表法)の概要とアフィリエイト広告運用の注意点

インターネットの発達により、消費者と事業者は直接の会話がなくても物の売買や取引がWeb上で簡単にできるようになりました。だからこそ、商品/サービスを提供する事業者には、消費者の方に適切な情報を届け、誤解がないように取引を成立させることが一層求められてます。

【3】固定費(ASP月額など)をペイできない可能性も

アフィリエイト広告は基本的に成果報酬型ですが、成果とは無関係に発生する固定費にも注意が必要です。例えば、以下のような費用が代表的です。

  • ASPの初期費用(相場:5万円前後)
  • ASPの月額利用料(相場:3〜5万円程度)
  • 特定媒体への掲載費用

これらは成果が出なくても発生するコストであり、想定より成果が少ない場合は費用を回収できない可能性もあります。特に月額費用が発生するASPを利用する際は、事前に成果の目安や目標件数などをASPとしっかりすり合わせておくことが重要です。

アフィリエイト広告の出稿を検討したら

アフィリエイト広告を始めたい場合、まずは複数のASPに問い合わせを行いサービスや特徴を比較するのが通例です。

老舗で有名、広告登録数・メディア数が多いASPを挙げると株式会社ファンコミュニケーションズが運営する「A8.net」、バリューコマース株式会社が運営する「ValueCommerce」、株式会社インタースペースが運営する「アクセストレード」などが該当します。

まずは初期費用・月額利用料をかけずに試したい!
そんな場合は「レントラックス」もご検討ください。

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