- コラムトップ
- Web広告とは?12の種類とその特徴をご説明
Web広告とは?12の種類とその特徴をご説明
- 本記事を3行で要約!
-
Web広告は選択肢が多いからこそ、まず「何を達成したいか」を整理するのが近道。
目的に合う手法を選ぶ事で、効果を数値で確認しながら無理のない改善が可能。
代表的なWeb広告の種類と、向いているターゲット・活用シーンを分かりやすく説明。
Web広告の活用を検討している企業の中には、「種類が多く、どれを選べばよいか分からない」「まず何から始めるべきか整理したい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
Web広告は、今や多くの企業が取り入れている主要なマーケティング手法のひとつです。一方で、広告の種類や配信媒体が多岐にわたるため、特徴を理解しないまま運用すると、手間ばかりが増えて十分な効果が得られないケースもあります。
本記事では、Web広告にこれから取り組みたい広告主の方や、基礎を整理したい広告代理店の方に向けて、代表的なWeb広告の種類と、それぞれが適しているターゲットや活用シーンを分かりやすく解説します。
Web広告とは?
Web広告(インターネット広告)とは、インターネット上のWebメディアやアプリなどに掲載される広告の総称です。
従来の広告(テレビCM・看板・新聞など)とは異なり、配信対象のターゲティングやデータの取得、広告内容の改善を柔軟に行えることが大きな特徴です。現在では、マスコミ4媒体(新聞・雑誌・ラジオ・テレビ)の広告費を上回る規模となっており、広告市場の中心的な存在になっています。
今やマーケティングに欠かせない手法である一方で、種類や配信先、費用発生の仕組み(課金形態)が多岐にわたるため、全体像がつかみにくいと感じる方も少なくありません。アプローチできるユーザー層や得意な目的もそれぞれ異なるため、効果的に活用するには基礎知識と適切な設計が重要です。
Web広告のメリット・デメリット
Web広告の理解を深めるため、まずはメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
Web広告のメリット
- ■効果測定がしやすい
- 表示回数、クリック数、コンバージョン数などを数値で把握できます。どの広告が成果につながったかを可視化できるため、改善を重ねながら運用できます。
- ■ターゲティング精度が高い
- 広告の種類によっては、年齢・性別・地域・興味関心・行動履歴などのデータをもとに、配信するユーザーを細かく設定できます。無駄打ちを減らしやすく、費用対効果を高められる点が特長です。
- ■少額から始められる
- 媒体や手法によっては、少額予算からでも配信可能です。テスト運用→改善→拡大と段階的に進めやすく、広告予算に限りがある企業でも取り組みやすい手法です。
- ■施策の改善スピードが速い
- 広告文や画像、配信設定などを配信後でも変更できます。数値を見ながら素早く調整できるため、PDCAを回しやすいのもメリットです。
- ■配信開始までが早い
- 入稿から配信開始までのリードタイムが短く、タイムリーなキャンペーンや告知にも対応しやすい特徴があります。
CMや交通広告などのマス広告は、不特定多数に広くアプローチできる点が強みです。一方で、配信対象を細かく絞り込むことが難しく、メッセージは画一的になりやすい傾向があります。また、一度制作・出稿すると内容の修正や差し替えが容易ではないという側面もあります。
これに対してWeb広告は、取得できるデータをもとに配信対象やクリエイティブを柔軟に調整できる点が特徴です。ユーザーの興味関心や行動履歴に応じてメッセージを出し分けることも可能です。さらに、配信後も効果を検証しながら改善を重ねられるため、成果最大化を目指しやすい広告手法といえます。
Web広告のデメリット
一方で、Web広告には注意すべき点もあります。成果を出すためには、次のような課題も理解しておくことが重要です。
- ■運用ノウハウが必要
- 媒体ごとの仕様や効果計測、最適化の考え方など、一定の知識と運用スキルが求められます。設定や改善の質によって成果が大きく変わります。
- ■継続的な管理工数がかかる
- 配信して終わりではなく、数値確認・改善・検証を繰り返す必要があります。社内にリソースがない場合は負担になることもあります。
- ■競合が多い領域はコストが高騰しやすい
- 人気の高い広告枠には他の企業も出稿するため競争が激しくなり、クリック単価や獲得単価が上昇することがあります。
- ■広告色が強いと敬遠されることがある
- ユーザーによっては広告への抵抗感があり、内容によってはクリックされにくい場合もあります。クリエイティブや訴求内容の工夫が必要です。
- ■短期では成果が安定しない場合もある
- 配信初期はデータが不足するため、成果が安定しないこともあります。検証期間を見込んだ設計が重要です。
Web広告は、データをもとに効果最大化を目指して運用していく手法であるため、一定のノウハウや知識、運用工数が必要です。出稿して終わりではなく、継続的な分析と改善が成果を左右します。こうした特性を理解したうえで、自社に合った形で活用を検討するとよいでしょう。
Web広告の種類12つ
実際によく利用されるWeb広告を12つ、ご紹介します。
Web広告では以下の図のとおり、ユーザーの興味関心度合いに合わせて広告を使い分けることが重要です。
図:ターゲット層別マッチする広告メニュー
マーケティングに欠かせない「潜在層」「顕在層」の理解とターゲティング戦略
マーケティングや広告業界でよく聞く「潜在層」や「顕在層」。言葉の意味や、どういったシーンで活用するかをご存知でしょうか?潜在層や顕在層の違いを理解することは、効果的なマーケティングを行う上で欠かせません。
以下ではそれぞれの広告の特徴を、説明します。
①純広告
特定のWebメディアの広告枠を買い取り、一定期間掲載する広告手法です。入札型ではなく掲載期間保証型が中心のため、掲載位置や期間をあらかじめ確保できます。
基本的に媒体の読者・訪問ユーザー全体に配信される形式で、細かなターゲティングは行いません。媒体の読者層と商材ターゲットの親和性が重要になります。まだ商品/サービスに気づいていない低関心層や潜在層向けに認知拡大や、ブランディング目的の施策と相性が良い手法です。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層
- 向いている目的:認知拡大・ブランディング
- 課金方式:掲載期間保証型
②リスティング広告(検索連動型広告)
検索エンジン(GoogleやYahoo!など)の検索結果画面に表示されるテキスト広告です。ユーザーが検索したキーワードに応じて広告が表示される仕組みで、検索意図に沿った訴求が可能です。
検索行動はニーズが顕在化しているケースが多く、新規顧客獲得を目的として広く活用されています。一方で、競合が多いキーワードでは広告費(入札単価)が高騰しやすく、費用対効果の管理が重要になります。運用型広告の代表格であり、キーワード設計・広告文改善・入札調整など継続的な最適化が成果を左右します。
- 相性の良いターゲット:顕在層、明確層
- 向いている目的:問い合わせ・購入獲得
- 課金方式:クリック課金
リスティング広告の始め方ガイド
向いている商材・改善ポイントまで整理
Web集客の手法のひとつとして、多くの企業で活用されているのが「リスティング広告」です。名前は聞いたことがあっても、「どのような仕組みで広告が表示されるのか」「自社に合う施策なのか」「費用はどの程度見込めばよいのか」など、判断に迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
③ディスプレイ広告
Webサイトやアプリなどの広告枠に表示される画像・バナー・動画形式の広告です。アドネットワークやDSPというプラットフォームを通じて、複数媒体へ横断的に配信できます。
Web上で取得できるユーザー属性(年齢・性別・興味関心・行動履歴など)を基準にした「人ベース」のターゲティングや、掲載先媒体を指定する「面ベース」の配信など、複数の配信設計が可能です。
認知拡大から獲得施策まで幅広く活用できますが、目的に応じたターゲティング設計とクリエイティブ改善が成果に大きく影響します。
- 相性の良いターゲット:潜在層、顕在層、明確層
- 向いている目的:認知拡大〜比較検討促進
- 課金方式:クリック課金/インプレッション課金
ディスプレイ広告入門(基本編)
ターゲティング・費用・改善のコツ
「ディスプレイ広告」は、インターネット上で多くのユーザーにアプローチする際に企業が活用している代表的な広告手法です。画像や動画を使って視覚的にアピールできるため、認知拡大だけでなく、興味を持ってもらうきっかけづくりにも適しています。
④リターゲティング(リマーケティング)広告
過去に自社サイトを訪問したユーザーに対して再度、広告を配信するPR手法です。ディスプレイ広告のターゲティング手法の一つで、外部サイトやアプリの広告枠に表示されます。 すでに商品/サービスを認知しているユーザーにアプローチできるため、比較検討層や離脱ユーザーへの再訴求に効果的で、一般的にコンバージョン(申込みや問い合わせの獲得)率が高い傾向があります。 配信対象の期間設定やセグメント分けによって成果が変わるため、リスト設計が重要です。
- 相性の良いターゲット:顕在層、明確層
- 向いている目的:コンバージョン促進、取りこぼし防止
- 課金方式:クリック課金/インプレッション課金
⑤ネイティブ広告
Webサイトのコンテンツの一部のように、自然な形で表示される広告の総称です。
記事まとめサイトやSNSのフィード上に、通常コンテンツと近いデザイン・フォーマットで表示される「インフィード型」や、「おすすめ記事」として表示されるレコメンドウィジェット型などがあります。
広告色を抑えた表現が可能なため、ユーザーの閲覧体験を妨げにくく、態度変容や認知形成を目的とした施策と相性が良い手法です。一方で、直接的な獲得訴求には向かないケースもあり、効果発現までに時間がかかることがあります。潜在層へのアプローチやコンテンツマーケティングと組み合わせた活用が有効です。
※表示形式の定義によってはリスティング広告もネイティブ広告に含まれますが、本記事では別分類として扱います。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層
- 向いている目的:認知拡大、興味喚起、エンゲージメント獲得
- 課金方式:クリック課金/インプレッション課金
⑥アフィリエイト広告
ブログやWebメディア、SNSなどの媒体運営者が広告を掲載し、広告主様が設定した成果地点(購入・申込など)に応じて費用が発生する成果報酬型の広告です。
媒体側が訴求内容を設計するケースが多く、比較検討層や顕在層への後押し施策として活用されることが一般的です。掲載メディアや成果地点の設計次第では、認知拡大型の施策として展開することも可能です。広告主様側は費用対効果を管理しやすい一方で、媒体管理・成果承認・不正対策などの運用管理が重要になります。
- 相性の良いターゲット:顕在層、明確層
- 向いている目的:コンバージョン促進
- 課金方式:成果報酬型
【広告出稿を検討中の方向け】
アフィリエイト広告とは?概要をわかりやすく解説
「アフィリエイト広告って、なんとなく聞いたことはあるけれど、どういうものかよくわからない」「アフィリエイト広告の仕組みが理解できない」本記事をご覧の広告主様の中には、こんな悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?
⑦リワード広告
広告を見たユーザーが特定のアクション(購入、アプリインストール、会員登録、動画視聴など)を行うと、ポイントや特典などのインセンティブが付与される広告です。
インセンティブがもらえるという点で行動喚起力が高く、購入や問い合わせの後押しに最適です。そのため、短期的な獲得数を伸ばしやすい特長があります。一方で、インセンティブ目的のコンバージョンも一定割合含まれるため、LTVや継続率が伸びにくいケースもあります。KPI設計や成果条件の設定が特に重要な手法です。リワード広告は成果報酬型広告の一種として位置づけられます。
- 相性の良いターゲット:顕在層、明確層
- 向いている目的:コンバージョン促進
- 課金方式:成果報酬型
LTV(顧客生涯価値)って何?計算方法や活用方法をご紹介
ビジネスを行う上で重要視される「LTV」。Web広告にも深い関わりがあり、重要な役割を持ちます。今回は言葉の意味や重要性、Web広告でどのように活用できるのかを説明させていただきます。
費用対効果で選ぶなら成果報酬型広告!
初心者向けに仕組みや活用ポイントを解説
Web広告にはさまざまな種類がありますが、その中でも“成果が出たときだけ費用が発生する”という仕組みの「成果報酬型広告」が、今注目を集めています。広告費のムダを抑えやすく、リスクも低くはじめられることから、多くの企業が導入を検討しています。
⑧記事広告・タイアップ広告
広告主様の商品/サービスをテーマに、媒体社や外部ライターが第三者視点で記事制作・掲載を行う広告手法です。
編集コンテンツの形式で情報を届けられるため、信頼性や理解度を高めやすく、認知拡大やブランド理解促進に適しています。取材や企画設計を伴うため掲載までのリードタイムは長めですが、商材理解が必要なサービスや比較検討商材との相性が良い施策です。
掲載後の運用負荷は比較的低く、データ分析や記事改善などは基本的に必要ないことが多いです。中長期的なコンテンツ資産として活用できる点もメリットです。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層
- 向いている目的:認知拡大、エンゲージメント獲得
- 課金方式:掲載固定費
⑨SNS広告
SNSプラットフォーム(X、Instagram、Facebook、LINE、TikTokなど)上で配信される広告です。各媒体のユーザーデータを活用し、年齢・地域・興味関心・行動傾向などに基づいたターゲティングが可能です。
媒体ごとにユーザー層や利用目的が異なるため、商材や訴求内容に応じた媒体選定が重要になります。拡散性やビジュアル訴求に強い媒体も多く、認知拡大から獲得施策まで幅広く活用されています。配信面やフォーマットの種類が多いため、クリエイティブの検証と改善が成果に直結しやすいのも特徴です。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層、顕在層
- 向いている目的:認知拡大、興味喚起、エンゲージメント獲得、コンバージョン促進
- 課金方式:クリック課金、エンゲージメント課金、インプレッション課金 など
SNS広告の基本と成功ポイント
主要6大SNSの違いも解説
今やWebマーケティングに欠かせない存在となったSNS。企業の活用事例としては、公式アカウントを開設して情報を発信する方法が一般的ですが、実は広告を出稿するという選択肢もあることをご存じでしょうか?
⑩動画広告・YouTube広告
動画フォーマットで配信される広告です。YouTubeや各種SNS、動画配信サービスなどで配信されます。映像と音声を使って短時間で多くの情報を伝えられるため、商品理解やブランド訴求に向いています。
ストーリー性のある表現や使用シーンの提示などができ、静止画広告と比べて印象に残りやすい点が強みです。一方で制作コストがかかる場合もあるため、目的と配信規模を踏まえた設計が重要です。
認知拡大や比較検討前の潜在層へのアプローチで活用されるケースが多い手法です。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層
- 向いている目的:認知拡大、興味喚起
- 課金方式:視聴課金、クリック課金、インプレッション課金
⑪デジタル音声広告
ポッドキャストや音楽配信サービス(Spotifyなど)で配信される音声形式の広告です。ユーザーがコンテンツを聴取しているタイミングで広告が挿入されます。
視覚ではなく聴覚に訴求できるため、他のWeb広告とは異なる接触体験を提供できます。作業中や移動中など“ながら聴取”の環境でも接触が発生する点が特徴です。ユーザー属性や興味関心に基づくターゲティング配信も可能で、ブランディングや想起形成を目的とした施策と相性があります。
- 相性の良いターゲット:低関心層、潜在層
- 向いている目的:認知拡大、興味喚起
- 課金方式:視聴課金(再生数ベース)など
⑫メール広告
メールを通じて商品/サービス情報を配信する広告手法です。媒体社やメール配信事業者の保有するリストを活用する方法と、自社で保有する顧客・会員リストに配信する方法があります。
配信内容(メッセージ)さえ決まれば比較的短期間で実施でき、キャンペーン告知や既存顧客への再アプローチにも活用されています。一方で、届けたメールが開封されなければ内容が伝わらないため、件名設計や配信タイミングが成果に影響します。
既存顧客向けのアップセル※1・クロスセル※2施策とも相性が良い手法です。
※1アップセル・・・より上位の製品へ切り替えを促し売上UPにつなげる
※2クロスセル・・・関連する商品をセットで購入してもらう
- 相性の良いターゲット:顕在層、明確層、購買層
- 向いている目的:コンバージョン促進、取りこぼし防止、リピート促進
- 課金方式:配信数課金、クリック課金 など
課金方式の種類
続いては、Web広告の費用形態(いつ広告費が発生するのか)の種類を解説します。先にご紹介した12つの広告手法は、それぞれ広告費がかかるポイントが異なります。課金方式は、大きく分けて、以下の7つがよく使われています。
| 課金方式 | 略語 | 説明 |
|---|---|---|
| 掲載期間保証型課金 | CPD(Cost Per Day) | 予め定めた広告の掲載期間に応じて広告費が発生する費用形態。 |
| クリック課金 | CPC(Cost Per Click) | ユーザー様が広告を1クリックする毎に広告費が発生する費用形態。 |
| インプレッション課金 | CPM(Cost Per Mille) | ユーザー様に向けて広告が1,000回など定められた表示数毎に広告費が発生する費用形態。 |
| 成果報酬課金 | CPA(Cost Per Action) | ユーザー様が広告経由で「商品購入」や「資料請求」「口座開設」等、任意で定めたアクションを行った際に広告費が発生する費用形態。 |
| エンゲージメント課金 | CPE(Cost Per Engagement) | ユーザー様が広告に対して「いいね」や「シェア」「フォロー」等、特定の行動を取った毎に広告費が発生する費用形態。何をエンゲージメントと定義するのかは媒体によって異なる為確認が必要です。 |
| 視聴課金 | CPV(Cost Per View) | ユーザー様の動画広告の再生回数に応じて広告費が発生する費用形態。最後まで視聴されて費用が発生するものと、スキップされたとしても1再生とみなされ費用が発生する場合もある為確認が必要です。 |
| 配信数型課金 | メールの配信通数に応じて広告費が発生する費用形態。 |
例えばクリック課金方式のリスティング広告に、1クリックあたり100円の入札額で出稿した場合、配信した広告がユーザーに100クリックされれば100クリック×100円=10,000円を媒体側に支払う、という計算になります。
クリック数や表示回数、成果数などは、媒体社が発行する広告管理画面で閲覧ができる仕組みです。
Web広告を効果的に運用するポイント
Web広告は、種類が豊富で柔軟に運用できる一方、「とりあえず出稿するだけ」では成果につながりにくい場合があります。ここでは、広告主様が押さえておきたい、Web広告活用の重要ポイントを解説します。
①目的(KPI)を明確にする
Web広告を成功させるうえで最も重要なのは、出稿の目的、つまり「何を達成したいのか」を明確にすることです。そのうえで、活用するWeb広告の種類や媒体を決めましょう。目的の言語化が難しい場合は、以下のうち、どれが自社の課題に近いかを整理してみてください。
- ▼企業が広告を出稿する目的の一例
-
- 認知拡大
- 自社サイトへの流入増加
- 問い合わせ・購入増加(新規顧客獲得)
- LTV向上
など
例えば、「今すぐ顧客を獲得したい」のであればリスティング広告やアフィリエイト広告、「幅広く認知を取りたい」のであればディスプレイ広告やSNS広告が有効です。このように、目的に応じてWeb広告を使い分けることが重要です。
②ターゲットを具体化する
Web広告の強みは、精度の高いターゲティングが可能な点です。自社のターゲット像を明確にすることで、より効率的な成果獲得につながります。「どんな人に広告を届けたいのか?」を考え、年齢・性別だけでなく、居住地や興味関心、ライフスタイルなども具体化してみましょう。例えば、「20代女性」だけではなく、「都内在住で美容への関心が高く、商品を比較検討している層」など、解像度を上げることで配信精度は大きく変わります。
ターゲットの具体化には、ペルソナ設計も有効です。以下の記事も参考に検討してみてください。
ペルソナとは?
BtoCマーケティングで使うペルソナの概要と、メリットや設定する手順を解説
「ペルソナ」の設定は、企業が商品開発やPRを行う上で欠かせないプロセスです。顧客や見込み客の悩み・ニーズを正確に把握しながら事業を展開すれば、購入や契約、リピーター獲得等が効率よく進む可能性があります。
③媒体特性を理解して使い分ける
Web広告は種類が多いため、それぞれの媒体特性を理解することが不可欠です。
- 例:
-
- リスティング広告:顕在層へのアプローチに強い
- ディスプレイ広告:潜在層への認知拡大に有効
- SNS広告:拡散性や視覚的訴求に強み
- 動画広告:認知形成やブランディング向き
重要なのは、「どの広告が優れているか」ではなく、「目的に対してどの広告が適しているか」という視点です。また、複数のWeb広告を組み合わせることで相乗効果も期待できます。例えば、ディスプレイ広告やSNS広告で潜在層への認知を広げ、検索行動が発生したユーザーをリスティング広告で獲得するといった流れです。一連の接点を想定しながら、申し込みまでの導線を設計してみましょう。なおこの動線設計には、「カスタマージャーニーマップ」という顧客行動を可視化するフレームワークも有効です。
カスタマージャーニーとは?顧客の行動を可視化するメリットと手順
顧客起点の事業、マーケティングを考える上で欠かせない「カスタマージャーニー」。言葉は知っているけど具体的にどういうものか分からない、何のメリットがあるのか分からないから作れない、等のマーケティング担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
④クリエイティブを継続的に改善する
Web広告は出稿して終わりではなく、分析と改善を前提とした運用が求められます。
特にSNS広告やディスプレイ広告では、クリエイティブの質が成果を大きく左右します。
バナーや動画、広告テキストなどは一度制作して終わりにするのではなく、複数パターンを用意し、データをもとに改善を重ねる体制を整えましょう。また、クリック後に遷移するLPやWebサイトの改善も重要です。クリック数が十分あるにもかかわらずコンバージョンが伸びない場合は、LP側の課題も疑い、あわせて見直すことが効果的です。
効果的な広告を運用する為のLP構成と制作方法
前回の記事ではLPの基本的な知識と、メリット・デメリットについて触れました。今回は、LPの作成を検討している方に向けて、構成や作り方の手順について解説します。
⑤データをもとにPDCAを回す
Web広告は、効果測定が可能な点が大きな特徴です。以下のような指標を定期的に確認し、改善を重ねていきましょう。
-
- 表示回数(imp)
- クリック数・クリック率(CTR)
- コンバージョン数・コンバージョン率(CVR)
- CPA(顧客獲得単価)
- 継続率・ROAS
など
「配信して終わり」ではなく、「検証と改善を前提とした運用」が成果を左右します。
CPA(顧客獲得単価)って何?活用方法や目標設定方法をご紹介
Web広告を扱っていると出てくる言葉「CPA」。似たような単語も多く、実際正しく使えているのか不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ROASって何?計算方法や活用方法、ROIとの違いをご紹介
広告を運用していると出てくる「ROAS」という言葉。広告の効果を評価する上で重要な指標の一つで、多くの企業様・マーケティング担当者様が活用しています。今回は、ROASについて混合されやすい用語との違いを含め説明しますので、マーケティングに携わる方の参考になればうれしいです。
⑥短期成果と中長期視点を両立する
Web広告は即効性がある一方で、短期成果だけに偏ると安定的な成長につながらない場合もあります。ブランド認知の向上や指名(商標)検索の増加といった中長期の効果も視野に入れることが重要です。
例えば、即効性のあるリスティング広告と、認知拡大型のSNS広告・動画広告を組み合わせて運用することで、継続的な成果創出につながるケースもあります。
目先の売上だけでなく、間接的な効果も評価軸に含めながらWeb広告を活用することがポイントです。
まとめ
今回は、Web広告の概要やメリット・デメリット、代表的な種類について解説しました。
Web広告は「出稿すること」が目的ではなく、「成果を最大化するための設計と改善」が重要です。本記事を起点に、自社にとって最適なWeb広告の活用方法を見直してみてはいかがでしょうか。