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インバウンドマーケティングとアウトバウンドの違い
目的別の使い分けを解説
- 本記事を3行で要約!
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- インバウンドは、見つけてもらって信頼を作る施策。
- アウトバウンドは、こちらから届けて行動のきっかけを作る施策。
- 目的と状況に合わせて、両方を使い分け・組み合わせるのがポイント。
マーケティング施策を調べていると、「SEOが大事」「まずは広告」「SNSもやったほうがいい」など、いろんな情報が出てきます。
でも、そのまま追いかけていると「結局、うちは何からやればいいの?」と迷いやすくなります。
そんなときに役立つのが、「インバウンドマーケティング」と「アウトバウンドマーケティング」の違いです。
この2つを押さえておくと、施策を選ぶときの考え方が整理できて、ムダな試行錯誤が減ります。
この記事では、マーケ初心者の方でも分かるように、インバウンドとアウトバウンドの特徴やメリット・デメリットをやさしく解説します。
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インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティング
マーケティングでよく出てくる「インバウンド」と「アウトバウンド」は、アプローチの向きが違います。おおまかに言うと、『待つか』『攻めるか』の違いです。
- インバウンドマーケティング
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見込み客に見つけてもらうことから始まる手法です。
検索やSNSなどを通じて商品・サービスを知ってもらい、役立つ情報を届けながら信頼を積み上げて、自然に選ばれる状態を目指します。
- アウトバウンドマーケティング
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企業側から働きかけることで、行動のきっかけを作る手法です。
まだ課題に気づいていない相手にも、広告や営業などで接点をつくり、興味を持ってもらったり、検討を始めてもらったりします。
どちらが正解というより、自社のフェーズや目的に合わせて使い分けたり、組み合わせたりすることが大切です。ここからは、それぞれの違いをもう少し具体的に見ていきましょう。
インバウンドマーケティングとは?
インバウンドマーケティングとは、見込み客に企業やサービスを見つけてもらい、購入や申込みにつなげていく手法です。企業側から強く売り込むのではなく、情報を探している人に「この会社いいかも」と思ってもらえる状態をつくるのが目的です。
代表的な施策:SEO記事・オウンドメディア・ホワイトペーパー・SNS運用など。
検索やSNSで接点を持ったユーザーに対して、課題解決に役立つ情報を継続的に届けることで、興味や理解を深めてもらい、自然な流れでリード獲得につなげていきます。
無理なく信頼を積み上げられるため、多くの企業が取り入れています。
5分でわかるリード獲得の全体像!目的・流れ・施策・実践ポイント
リード獲得は、マーケティングや営業活動を行う企業にとって欠かせない取り組みです。しかし、「リード獲得とは何を指すのか?」「どんな方法で増やせるのか?」など、初心者の方にとっては分かりづらい部分も多いかもしれません。
【インバウンドマーケティングの目的】
- ■主目的
- 見込み客に見つけてもらい、情報提供を通じて信頼を積み上げ、自然に選ばれる仕組みをつくること。
- ■特徴的な狙い
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ニーズがはっきりしている人と出会う
検索やSNSで情報収集している人、比較検討している人など、すでに「探している」層と接点をつくる。 -
売り込みより、信頼づくりを優先する
コンテンツ・事例・ノウハウなどを通じて役立つ情報を届け、価値提供で関係を深めていく。 -
中長期で効く“集客の土台”を育てる
SEO記事、ホワイトペーパー、ナレッジ、オウンドメディアなどを積み上げ、継続的に効果が出る資産にしていく。
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ニーズがはっきりしている人と出会う
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アウトバウンドマーケティングとは?
アウトバウンドマーケティングとは、企業側から見込み客に直接アプローチする「プッシュ型」の手法です。ユーザーの行動を待つのではなく、営業やPRなどでこちらから働きかけて、認知や行動のきっかけをつくります。
代表的な施策:広告出稿やテレアポなど。
アウトバウンドの強みは、短期間で反応を得やすいことです。発信量を増やせば、まだ検索していない人の目にも触れやすくなります。
そのため、新サービスの立ち上げ期など、早めに問い合わせや購入につなげたい場面で有効な手法と言えます。
【アウトバウンドマーケティングの目的】
- ■主目的
- まだ動いていない・気づいていない潜在層や見込み客に対して積極的に接触し、購入や申込みのきっかけをつくること。
- ■特徴的な狙い
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需要を掘り起こす
テレアポ・メール営業・DM・プッシュ型広告などで、潜在層の関心を引き出し、ニーズに気づいてもらう。 -
接触数を増やし、見込み客の母数を広げる
こちらから接点を作り、購入や申込、比較検討につながる入口を増やす。 -
短期成果を取りに行く
今月の案件や今期の売上、新規開拓など、スピードを重視して成果獲得を目指す。
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需要を掘り起こす
インバウンドマーケティングの主な施策4つ
ここからは、インバウンド・アウトバウンドでよく使われる代表的な施策を紹介します。
まずは、インバウンドマーケティングの主な手法を4つ見ていきましょう。
- ①SEO/コンテンツマーケティング
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ユーザーの役に立つ情報を自社サイトに増やし、検索結果で上位表示を目指して集客する手法です。
検索で情報を探している人は、「悩みを解決したい」「比較検討したい」と考えていることが多く、購入・申込みに近い層(顕在層)になりやすいのが特徴です。
キーワードごとにニーズに合った記事を用意できれば、検索経由で継続的な流入が期待できます。
- ②オウンドメディア運営
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自社のブログやWebサイトで役立つ情報を継続的に発信し、専門性や信頼性を高めていく取り組みです。SEOが「見つけてもらう工夫」だとすると、オウンドメディアは「来てくれた人と両行な関係を作る為の場所づくり」と考えてみてください。
情報発信を続けることで企業への理解や共感が深まり、最終的に問い合わせや購買につながりやすいと言われています。
- ③ホワイトペーパー・資料提供
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見込み客(リード)を獲得するための情報提供施策です。
検索やSNSから訪れたユーザーに、課題解決に役立つ資料をダウンロードしてもらい、メールアドレスなどの情報を取得します。
取得した情報をもとに、その後のコミュニケーションや営業活動につなげていきます。
5分でわかるリード獲得の全体像!目的・流れ・施策・実践ポイント
リード獲得は、マーケティングや営業活動を行う企業にとって欠かせない取り組みです。しかし、「リード獲得とは何を指すのか?」「どんな方法で増やせるのか?」など、初心者の方にとっては分かりづらい部分も多いかもしれません。
- ④SNS運用
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会社や商品・サービスの公式アカウントを作り、投稿やコメントでのコミュニケーションを通じて、認知拡大やファン獲得につなげる施策です。
継続的に発信することでユーザーとの接点を増やし、興味・関心を高めながら、企業やブランドへの親しみも高められます。
■主なSNSの特徴
- X
- テキスト中心で拡散されやすいのが特徴です。リアルタイム性が高く、新商品・キャンペーン・最新情報の発信に向いています。
- 画像・動画で“見た目”の魅力を伝えやすいSNSです。ファッション、雑貨、インテリア、飲食など、ビジュアルが強い商材と相性が良いです。
- YouTube
- 動画で情報をしっかり伝えられるのが強みです。How toや使い方解説、ノウハウ紹介、旅行やインテリアなどの“世界観”を見せたい内容にも向いています。
目的として認知を広げたいなら X・Instagram、比較検討を後押ししたいなら YouTube。購入後は Instagram/X で使い方発信やQ&Aを行い、ファン化・リピートにつなげる、などの使い方が一般的です。
アウトバウンドマーケティングの主な施策5つ
続いて、アウトバウンドマーケティングの代表的な施策をご紹介します。
- ①マス広告 / OOH広告
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テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマス媒体や、屋外(OOH)に広告を出す手法です。
不特定多数に広く届けられるため、認知拡大や興味喚起に強いのが特徴です。
テレビCMは動画、紙面や看板は静止画など、媒体によって伝え方が変わるため、目的・ターゲット・伝えたい内容を整理したうえで出稿先を選ぶことがポイントです。
費用は比較的大きくなりやすい一方で、ブランディングや認知度向上を目的に多くの企業で活用されています。
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- ②Web広告(インターネット広告)
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インターネット上に広告を出し、ユーザーに直接アプローチする手法です。
マス広告と比べて、年齢・地域・興味関心などターゲットを細かく設定できることや、少額から始めやすい点がメリットです。
広告の種類や配信設計には一定の知識が必要ですが、うまく運用できれば、認知獲得から申込み獲得まで幅広い成果が狙えます。
■主なWeb広告の種類
- リスティング広告
- 検索結果に表示される広告です。すでにニーズがある人(顕在層)に届きやすく、問い合わせや申込みなど“獲得”を狙いやすいのが特徴です。
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- ディスプレイ広告
- Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告です。幅広いユーザーに届けやすく、認知拡大や興味喚起にも向いています。
ディスプレイ広告入門(基本編)
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「ディスプレイ広告」は、インターネット上で多くのユーザーにアプローチする際に企業が活用している代表的な広告手法です。画像や動画を使って視覚的にアピールできるため、認知拡大だけでなく、興味を持ってもらうきっかけづくりにも適しています。
- アフィリエイト広告
- ブログや比較サイトなどの運営者に記事で紹介してもらう、成果報酬型の広告です。第三者視点の説明で納得感を作りやすいのが特徴です。
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「アフィリエイト広告って、なんとなく聞いたことはあるけれど、どういうものかよくわからない」「アフィリエイト広告の仕組みが理解できない」本記事をご覧の広告主様の中には、こんな悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?
- ③SNS広告
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X、Instagram、FacebookなどのSNS上に出稿する広告です。
日常的にSNSを見ているユーザーに届けられるため、Web広告とは違う層にアプローチできる可能性があります。少額から始めやすい点もメリットです。
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今やWebマーケティングに欠かせない存在となったSNS。企業の活用事例としては、公式アカウントを開設して情報を発信する方法が一般的ですが、実は広告を出稿するという選択肢もあることをご存じでしょうか?
- ④ダイレクトメール
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メールや郵送で、商品・サービスの情報を直接届ける手法です。
会員登録や購入経験がある顧客に向けて配信することが多く、リピート促進やファン化に役立ちます。
- ⑤テレマーケティング
- 見込み客に電話でアプローチし、会話を通じてアポイント獲得や購入・契約につなげる手法です。特にBtoBでは、現在も多く活用されています。
インバウンドマーケティングのメリット・デメリット
ここからは、インバウンドとアウトバウンドそれぞれのメリット・デメリットを、具体的に解説します。まずは、インバウンドマーケティングから見ていきましょう。
- ■メリット
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コンテンツが資産として蓄積される
SEO記事や動画、SNS投稿などは、一度公開するとWeb上に残ります。コンテンツが増えるほど見つけてもらえる機会が広がり、時間が経っても一定の集客につながるケースが見込めます。 -
広告費をかけ続けなくても集客できる
検索やSNSでコンテンツが届くようになると、広告に大きく依存せずに流入を得られる可能性があります。制作・運用の積み上げが中長期で効いてくる点が特徴です。 -
ユーザーの納得感が高い状態で接点を持てる
検索や比較検討の途中で訪れるユーザーは、目的意識がはっきりしていることが多く、商品やサービスへの理解が進んだ状態で接点をつくれる傾向があります。
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コンテンツが資産として蓄積される
- ■デメリット
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コンテンツ制作に時間と人手が必要
企画・作成・改善には一定の手間がかかります。社内に人やノウハウが少ない場合は、体制づくりから必要になることもあります。 -
成果が出るまで時間がかかることが多い(数か月〜)
検索順位の上昇やSNSの投稿後の反応など、一定の時間を要する事が多いです。そのため、短期間で成果を求める施策とは相性が合いにくい場合があります。 -
担当者のスキルや継続力に左右されやすい
コンテンツの質や更新頻度によって成果が大きく変わる可能性があります。更新が止まると効果が出にくくなるケースもあるため、継続しやすい運用設計が重要です。
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コンテンツ制作に時間と人手が必要
インバウンドは、短期で結果を求めるよりも、中長期の視点で育てていく取り組みとして捉えることが重要です。
アウトバウンドマーケティングのメリット・デメリット
続いて、アウトバウンドのメリット・デメリットを見ていきましょう。
- ■メリット
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すぐの効果が期待できる
広告配信や架電は、開始後に反応が出るまでのスピードが早い傾向があります。結果が早く出るため、分析や改善にも素早く着手でき、PDCAを早く回せる点が強みです。 -
ターゲットを細かく絞って配信できる
Web広告やSNS広告では、年齢・地域・興味関心など条件を設定して配信できます。狙いたい層に届けやすく、効率化につながる可能性があります。 -
施策のオン・オフを柔軟に切り替えられる
予算や状況に応じて、停止・再開・内容変更がしやすいのが特徴です。期間限定の施策やキャンペーンとも組み合わせやすい手法です。
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すぐの効果が期待できる
- ■デメリット
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広告や架電を止めると成果も止まる
広告や架電を停止すると、流入や反応が減る傾向があります。継続的に実施する場合は、広告費や人件費など一定のコストを見込む必要が出てきます。 -
運用ノウハウがないと費用対効果が悪化しやすい
広告を配信する対象や営業先などの設計が不十分だと、思うような効果が得られず無駄なコストが増えてしまうこともあります。知識や経験が成果に直結しやすい施策です。 -
ユーザーに敬遠されるケースもある
発信するタイミングや内容によっては、受け手側が広告や電話を煩わしく感じてしまうこともあります。ユーザー視点を意識した配慮が欠かせません。
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広告や架電を止めると成果も止まる
アウトバウンドは即効性がある一方、運用の設計次第で成果に直結する手法と言えます。
結局どちらを選ぶべき?目的・フェーズ別の考え方
インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングには、それぞれメリット・デメリットがあります。どちらか一方が正解というわけではなく、「自社の目的やフェーズに合うか」を基準に選んだり、状況に応じて組み合わせることが重要です。
以下では、よくあるケース別に考え方を整理します。
ケース1:立ち上げ期・短期を出したい場合
- ■よくある状況
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- 商品・サービスの認知がなく、商品名やサービス名での検索もほとんどされていない
- インバウンド施策では成果が出るまでに時間がかかってしまう
- ■おすすめ施策
- 広告配信や架電など、アウトバウンドマーケティングを中心に展開し、まずは認知や初期の顧客獲得を狙う。
ケース2:リピート率が低く、顧客ロイヤリティを高めたい場合
- ■よくある状況
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- 割引キャンペーンや広告経由での購入が多く、お試しの単発利用で終わっている
- 商品やサービスの価値が十分に伝えきれていない
- ■おすすめ施策
- オウンドメディアやSNSを活用し、商品の魅力や継続利用のメリットを発信。インバウンド施策を強化し、リピート購入やファン化を狙う。
※LTV(顧客生涯価値)を意識した設計が重要にです。
LTV(顧客生涯価値)って何?計算方法や活用方法をご紹介
ビジネスを行う上で重要視される「LTV」。Web広告にも深い関わりがあり、重要な役割を持ちます。今回は言葉の意味や重要性、Web広告でどのように活用できるのかを説明させていただきます。
ケース3:架電営業では成果が出づらく、営業効率を上げたい場合
- ■よくある状況
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- 電話では窓口で断られ、担当者や決裁者につながらない
- 課題感の低い相手にアプローチしてしまっている
- ■おすすめ施策
- SEO記事で課題解決の情報を用意し、情報収集している層の流入を狙う。ホワイトペーパーのダウンロードなどを通じて連絡先を取得し、効率的な営業につなげる。
ケース4:短期成果と中長期の安定集客を両立したい場合
- ■よくある状況
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- SEOやオウンドメディアだけでは立ち上がりに時間がかかる
- その間も新規の申し込みは確保したい
- ■おすすめ施策
- 広告で当面の集客を確保しながら、並行してインバウンド施策を準備。短期と中長期、両軸で集客基盤を構築する。
実際のマーケティング現場では、アウトバウンドで成果を出しながら、インバウンドで顧客やメディアを育てる併用パターンが多く採用されています。
失敗しがちなインバウンド×アウトバウンドのNG例
インバウンドとアウトバウンドは、うまく組み合わせると相乗効果で効果の最大化に繋がります。一方で、進め方によっては噛み合わず、成果につながりにくくなるケースもあります。ここでは、よくある失敗パターンを紹介します。マーケティング施策を設計するうえで参考にしてください。
NG例1:アウトバウンドだけ先行して、受け皿がない
- ■よくある状況
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- 広告や架電で見込み客の流入は一定数ある
- しかしLPや記事の情報が薄く、「結局なにが良いの?」となりやすい
- ■どこが失敗?
- アウトバウンドで入口は作れていても、戻ってきた人が検討を進めるための情報(インバウンド側のコンテンツ)が不足していると、比較・検討の段階で離脱されやすい。
- ■改善ポイント
- 最低でも「よくある質問」「導入事例」「課題解決型の記事」など顧客が知りたい情報を網羅したコンテンツを用意してから集客する。
NG例2:インバウンド施策を始めたが、短期成果を求めて途中で止める
- ■よくある状況
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- SEOやSNSを始めたが、3か月で「成果が出ない」と判断
- 更新が止まり、結局どちらも中途半端
- ■どこが失敗?
- インバウンドは立ち上がりに時間がかかることが多い為、早い段階で止めてしまうと、かけた工数やコストを回収しにくくなる場合がある。
- ■改善ポイント
- 最初から「半年〜1年は育成期間」と考えて計画し、その間の獲得はアウトバウンドで補う。
NG例3:同じメッセージを全チャネルで使い回す
- ■よくある状況
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- 広告文もSEO記事も営業トークもすべて同じ言い回しを流用する
- 「売りたい感」が強く見えて、引かれてしまうことがある
- ■どこが失敗?
- アウトバウンドは「きっかけ作り」、インバウンドは「関係構築のうえ納得を積み上げる場所」という役割をうまく使い分けできていない。役割が違うのに同じ訴求だとズレが生まれる。
- ■改善ポイント
- 広告は課題提起・興味喚起に活用し、SEOメディアや検索周りでは比較や理解を進める内容で納得感を強め、役割分担をしたうえで申し込みにつなげる。
では次に、これらの失敗を避けるために、インバウンドとアウトバウンドをどう組み合わせると進めやすいか、導線の設計例を紹介します。
よく活用されるインバウンド×アウトバウンド併用の設計イメージ
最後に、よく活用されるインバウンド×アウトバウンドの導線設計をご紹介します。
1.王道パターン:短期×中長期のハイブリッド型
【アウトバウンド】
①広告 / 架電(興味喚起)
②LP(比較・理解)
【インバウンド】
③SEO記事 / 導入事例 / SNS(納得)
④問い合わせ・商談
- ■ポイント
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アウトバウンドは「入口づくり」
インバウンドは「検討の後押し」
役割を分けて設計すると、無駄な打ち手が減りやすくなります。
2.BtoBでよくある設計例
【アウトバウンド】
①広告・展示会・架電
【インバウンド】
②SEO記事
③ホワイトペーパーダウンロード
④メール / インサイドセールス
⑤商談
- ■ポイント
- 架電や広告ではいきなり売り込むよりも、ヒアリングや問題提起、簡単な商品紹介のみに留める。そのうえで、課題解決につながる情報提供を続けながら信頼を積み上げて、商談・契約へつなげる。
こういったマーケティング施策の設計には、カスタマージャーニーマップの制作も有効な手段です。
カスタマージャーニーとは?顧客の行動を可視化するメリットと手順
顧客起点の事業、マーケティングを考える上で欠かせない「カスタマージャーニー」。言葉は知っているけど具体的にどういうものか分からない、何のメリットがあるのか分からないから作れない、等のマーケティング担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
まとめ
インバウンドマーケティングとアウトバウンドマーケティングは、どちらか一方を選ぶものというより、役割を分けて設計したり、目的によって使い分けることで優れたマーケティング効果が期待できます。短期的な成果をアウトバウンドで補いながら、中長期はインバウンドで信頼や集客の土台を積み上げていく。こうした視点を持つと、施策の選択で迷いにくくなります。
まずは自社の状況や「今何を求めているのか」を整理し、最適な手法を選ぶことが重要です。