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記事広告とは?種類・メリット・費用相場から成功のポイントまで解説

記事広告とは?
種類・メリット・費用相場から成功のポイントまで解説

WebサイトやSNSで情報収集をするユーザーが増えるなか、「広告を出してもなかなか見てもらえない」「商品/サービスの魅力を十分に伝えきれない」と悩む企業も少なくありません。

そこで活用されているのが「記事広告」です。

記事広告は、記事形式で商品・サービスを紹介する広告手法です。広告として情報を届けながら、商品・サービスの特徴や魅力を詳しく伝えられるため、ユーザーの理解を深めることにつながります。

ただし、記事広告で成果を出すためには、ターゲットに合ったメディア選定や記事の企画・制作など、適切な準備が重要です。

本記事では、記事広告の基本的な仕組みや種類、他の広告との違い、メリット・デメリット、費用相場、成果を出すためのポイントまで詳しく解説します。

記事広告とは?

記事広告とは?

記事広告とは、Webメディアや新聞、雑誌などの媒体に、通常の記事に近い形式で商品/サービスを紹介する広告です。「タイアップ広告」「タイアップ記事」と呼ばれることもあります。

リスティング広告やディスプレイ広告などの一般的な広告では、商品画像やキャッチコピーなどを使い、限られたスペースで端的に訴求する形式が多く見られます。
一方、記事広告では、商品/サービスに関する情報をある程度の長さの記事として構成し、記事を読んでもらうことで、詳しい情報や魅力を伝えられます。広告でありながら、媒体の他のコンテンツと親和性の高い「記事形式」で情報を届けられる点が大きな特徴です。

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通常の記事との違い

通常の記事と記事広告の違いは、広告主が費用を支払って掲載する広告であるかどうかという点です。

メディアが独自に制作する通常の記事では、メディア側がテーマや発信内容を決定し、掲載するかどうかもメディア側が判断します。

一方、記事広告は広告主が媒体へ広告費を支払って掲載するため、広告主の商品/サービスを紹介することが前提となります。記事のテーマや内容は、媒体社と広告主が相談しながら決定するケースが一般的です。

記事広告と他の広告の違い

記事広告と混同されやすい広告がいくつかあるので、ここではその違いについて整理していきます。純広告やネイティブ広告、タイアップ広告、アフィリエイト広告、オウンドメディアとの違いについて、それぞれ解説します。

記事広告と純広告の違い

記事広告と純広告の違いは、主に広告の掲載フォーマットと情報の伝え方にあります。

純広告とは、Webメディアや新聞、雑誌などの広告枠を広告主が買い取り、バナーやテキスト、動画などの広告を掲載する手法です。一方、記事広告は記事形式のコンテンツを掲載する手法で、媒体社と広告主が協力して記事を制作し、文章や画像などを用いて商品/サービスを紹介します。

純広告は、広告枠に商品/サービスの情報を端的に掲載することで、認知を広げたり、自社サイトへの誘導を促したりすることに向いています。一方、記事広告は記事を読んでもらうことで、商品/サービスの特徴や背景、利用方法などを詳しく伝えられる点が強みです。

ただし、「純広告」は掲載面や掲載期間、料金などを事前に設定して広告枠を買い取る「予約型広告」全般を指す言葉として使われることもあります。この場合、掲載フォーマットによっては記事広告が純広告の一種として扱われることもあります。

そのため、純広告と記事広告は必ずしも明確に区別できるものではなく、媒体や広告会社によって用語の定義が異なる場合がある点には注意が必要です。

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広告にはさまざまな手法がありますが、その中でも昔から活用されている手法が「純広告」です。掲載面や掲載期間をあらかじめ決めて出稿する『予約型』の広告で、雑誌などの紙媒体やWebメディアなどで展開されています。

記事広告とネイティブ広告の違い

ネイティブ広告とは、掲載する媒体の通常のコンテンツとデザインやフォーマットなどを揃え、一体感を持たせる広告を指します。
記事広告は「記事形式の広告コンテンツ」を指すのに対し、ネイティブ広告は「媒体のコンテンツと自然になじむ広告の形式・掲載方法」に着目した概念です。
記事広告がネイティブ広告として配信されるケースもあり、同じものと混同されがちですが、厳密には別の概念です。

記事広告とタイアップ広告の記事の違い

タイアップ広告とは、広告主とメディアが協力して制作・発信する広告を指します。

記事広告も広告主とメディアが協力して記事を制作するケースが多いため、両者は同じ意味で使われることがあります。
厳密に分けると、記事広告は「記事形式で商品/サービスを紹介する」という広告コンテンツの形式に着目した呼び方であり、タイアップ広告は「広告主とメディアが協力して制作・発信する」という関係性や手法に着目した呼び方と考えると分かりやすいでしょう。

ただし、実際の広告業界では両者を明確に区別せず使うケースも多いため、媒体ごとの定義を確認することが重要です。

記事広告とアフィリエイト広告の違い

記事広告とアフィリエイト広告の大きな違いは、掲載方法と費用の仕組みにあります。

アフィリエイト広告は、WebサイトやSNSなどを運営するメディア(アフィリエイター)が商品/サービスを紹介し、その紹介を通じて成果(購入や申し込みなど)が発生した場合に、広告主が報酬を支払う成果報酬型の広告です。

「メディア側が記事を書いて商品やサービスを紹介する」という点では記事広告と共通していますが、記事広告は、広告主が掲載するメディアを選定し、記事の内容を媒体社と相談しながら制作できるのに対し、アフィリエイト広告はメディア側が掲載する広告を選択し、成果に応じて広告費を受け取る仕組みである点が大きな違いです。

ただし、両者は完全に別のものではありません。アフィリエイターが持つWebサイトに、記事広告を掲載するケースもありますし、記事広告でも掲載費用+成果報酬で実施する場合があります。

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記事広告とオウンドメディアの記事の違い

記事広告とオウンドメディアの記事の違いは、掲載する媒体と情報発信の主体です。

記事広告は、広告主が第三者のメディアに広告費を支払い、商品/サービスを紹介する記事を掲載するものです。一方、オウンドメディアの記事は、自社が保有するWebサイトで、自社の商品/サービスや業界に関する情報を発信します。

オウンドメディアは、自社で継続的に記事や情報を蓄積し、自社サイトへの検索流入などを通じてユーザーとの接点をつくれる一方、記事広告はすでに読者を抱えている外部メディアを活用することで、自社だけでは接点を持ちにくいユーザーにもアプローチできる点が特徴です。

記事広告のコンテンツ形式

記事広告にはさまざまなコンテンツ形式があり、商材や目的、ターゲットに応じて使い分けられています。ここでは、代表的な形式をご紹介します。

①一般記事型
一般的な記事と同じような形式で、商品/サービスを紹介するタイプの広告です。
商品/サービスの特徴やメリットを中心に紹介する場合もあれば、「〇〇におすすめの商品3選」「家事の手間を解消する方法」のように、商品にまつわるテーマや悩みを中心に構成して最後に商品紹介を入れる形式もあります。読者が知りたい情報を軸に構成することで、記事への興味を引きながら、商品/サービスへの関心につなげやすい点が特徴です。
②インタビュー形式
経営者や商品開発担当者、専門家などへのインタビューを通して、商品/サービスの特徴や開発背景を伝える形式の記事です。
機能やスペックだけでは伝わりにくい、企業の考え方や商品のこだわりなどを詳しく紹介できます。また、インタビュー形式にすることで話し手の言葉や考えを通して情報を伝えられるため、記事に臨場感を持たせやすい点も特徴です。
③体験レポート
メディア側の記事執筆者やインフルエンサーなど、企業関係者ではない第三者が実際に商品/サービスを利用した体験を記事にする形式です。
商品の使用感やサービス利用の流れなどを具体的に伝えられるため、記事を読んだユーザーが、自分が利用した場合のイメージを持ちやすい点が特徴です。
④ユーザー参加型
実際の利用者へのアンケートや座談会などを取り入れた形式の記事です。複数のユーザーの意見や体験を紹介することで、企業から一方的に情報を伝えるだけではなく、さまざまな視点から商品/サービスの特徴や魅力を伝えられます。

このほかにも、ランキング形式や、漫画・動画などを組み合わせた構成など、媒体や商材に応じてさまざまな形式が用いられています。

記事広告の配信方法

インターネット上の記事広告には、広告を表示して記事広告へ誘導するさまざまな配信方法があります。ここでは、代表的な2つの方法をご紹介します。

①インフィード型
ニュースサイトやSNSなどのコンテンツ一覧の中に、通常の記事と同じような形式で広告を表示し、記事広告へ誘導する方法です。
記事一覧など、ユーザーが普段からコンテンツを探している場所に広告を表示できるため、通常の記事を読む感覚で広告に接触してもらいやすい点が特徴です。
②レコメンドウィジェット型
ユーザーが読んでいる記事の下部などに、「おすすめの記事」「関連記事」などの形式で広告を表示し、誘導する方法です。ユーザーがコンテンツを読み終えたタイミングなどに、関連性の高い記事として提示できるため、次に読むコンテンツとして記事広告に興味を持ってもらいやすい点が特徴です。

インフィード型やレコメンドウィジェット型は、記事広告そのものの形式ではなく、記事広告へユーザーを誘導する導線の形式として整理すると分かりやすいでしょう。

記事広告のメリット

記事広告には、広告枠だけでは伝えきれない情報を記事形式で届けられるという特徴があります。代表的なメリットをご紹介します。

①広告感を抑えて情報を届けやすい

記事広告は、他のWebコンテンツと近い形式で情報を届けるため、バナーや動画などの広告と比べて、広告感を抑えやすい点が特徴です。
ユーザーが興味を持つ見出しやテーマから記事を読み進めてもらい、その中で商品/サービスの特徴を紹介することで、広告への抵抗感を抑えながら情報を届けやすくなります。

②商品/サービスの情報を詳しく伝えられる

記事広告では、短い広告文では伝えにくい特徴や利用方法、導入事例などを詳しく説明できます。
たとえば高額商品やBtoB商材など、検討にあたって多くの情報を必要とする商材や、機能・特徴に複数の訴求ポイントがある商材とも相性がよい傾向があります。

③ストーリー性のあるコンテンツも作れる

記事広告は、バナー広告やディスプレイ広告など、掲載できる情報量が限られる広告と比べて、ストーリー性のあるコンテンツを作りやすい点も特徴です。
たとえば、ユーザーの悩みを提示した導入から商品/サービスの紹介につなげたり、開発背景や商品に込めたこだわりなどを紹介したりと、さまざまな切り口で情報を伝えられます。
単に特徴やベネフィットを並べるだけでなく、読者の興味を引きながら、自社製品への理解を深めてもらえる構成を作りやすい点がメリットです。

④メディアの信頼性や専門性を活用できる

記事広告では、掲載先メディアが持つブランドイメージや専門性、読者との接点を活用できます。ビジネスに特化したメディアであればビジネスパーソン、育児に特化したメディアであれば子育て世代のユーザーなど、特定のテーマに関心を持つユーザーに情報を届けられます。

⑤潜在層にもアプローチしやすい

記事広告は、まだ商品/サービスの購入を具体的に検討していない潜在層へのアプローチにも活用できます。
たとえば、「良い美容液」「特定の商品」を探している顕在層だけでなく、「肌荒れに悩んでいる」「スキンケアの基本について知りたい」といった段階のユーザーに対しても、課題や悩みに関連する記事を通じて情報を届けられます。
まだ商品名を知らないユーザーとの接点をつくり、商品/サービスの認知や興味を高められることも、記事広告のメリットです。

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⑥一度掲載したらコンテンツが残る

記事広告は、掲載期間が設定されていない限り、Web上に記事が残る点がメリットの一つです。ディスプレイ広告などの運用型広告は、配信を停止すると広告が表示されなくなりますが、記事広告は掲載が継続される限り記事が残ります。掲載期間が終了した後もユーザーに読まれたり、検索エンジンから流入したりするなど、Web上のコンテンツ資産として長期的に活用できる可能性があります。

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記事広告のデメリット・注意点

記事広告には多くのメリットがある一方、制作や費用、成果の出方について注意すべき点もあります。

①掲載開始まで制作に時間がかかる

記事広告は企画・制作を含めて複数の工程があるため、バナー広告などと比べると、掲載開始までに手間と時間がかかります。媒体選定や記事内容の企画、原稿制作に加え、場合によっては取材や撮影、調査も必要です。掲載までに時間がかかることを前提に、掲載開始希望日が決まっている場合は、余裕を持って媒体社に相談することが重要です。

②コストが比較的高額

記事広告は、媒体側にも企画や記事制作などの工数がかかるため、一般的なバナー広告などと比べて費用が高額になる傾向があります。特に知名度が高くPV数の多い大手メディアや、専門性の高い媒体では、掲載料金が数百万円程度になることもあります。
ただし、単純に「掲載料金が安い」という理由だけで媒体を選ぶと、思うように広告効果を得られない可能性があります。ユーザー層と商品/サービスの親和性やターゲットへのリーチ数、想定PVなどを含めて確認し、掲載を検討することが重要です。

③必ずしもコンバージョンにつながるとは限らない

記事広告は、記事を読んだユーザーが必ずコンバージョン(購入や問い合わせなど)に至るわけではありません。そのため、記事広告の施策をコンバージョン数だけで評価すると、期待した成果が得られなかったと判断してしまう場合があります。
記事広告は、商品/サービスへの理解や認知を高めることにも適しているため、コンバージョン数だけでなく、記事の閲覧数や自社サイトへの流入数、指名検索数の増加など、目的に応じた評価指標を設定することが重要です。複数の指標を組み合わせることで、記事広告による効果をより適切に評価しやすくなります。

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④メディア選定を誤ると成果が出にくい

どれだけ質の高い記事を制作しても、商品/サービスのターゲット層が十分に流入しないメディアに掲載してしまうと、期待した成果を得るのは難しくなります。
メディアのPV数だけで掲載を判断するのではなく、読者のデモグラフィック属性(年齢・性別・職業など)や興味関心まで確認し、自社商材のターゲットと重なっているかを確認することが重要です。

⑤景品表示法に注意する

記事広告は、媒体社などが記事を制作する場合でも、広告主側で掲載内容を確認し、景品表示法などの法令に違反する表現がないか確認することが重要です。
たとえば、「必ず効果がある」「業界No.1」など、実際よりも商品/サービスを著しく優良・有利であると誤認させる表現には注意が必要です。こうした表現を使用する場合は、裏付けとなるデータや調査結果など、合理的な根拠を揃えたうえで掲載しましょう。

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⑥ステマ規制に注意する

記事広告では、広告であることを読者が認識できるよう、適切な表示を行うことも重要です。広告であるにもかかわらず、広告であることを隠して一般の記事や口コミなどと誤認させる表示は、ステルスマーケティング(ステマ)として景品表示法の規制対象となります。
記事広告を掲載する際は、「広告」「PR」など、広告であることが読者に分かる表示を適切に行い、一般の記事と誤認されないよう注意しましょう。

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記事広告に向いている商材・企業

記事広告に向いている商材・企業

記事広告は、短い広告では伝えにくい情報を詳しく届けたい企業や、まだ商品/サービスを知らないユーザーとの接点をつくりたい企業に向いています。
特に、商品の特徴や利用するメリットを詳しく説明する必要がある商材や、認知拡大を目的とする商材と相性がよい傾向があります。

新商品や認知度の低い商品

まだ認知度が低く、商品名や会社名で検索される機会が少ない商品は、潜在層へのアプローチに記事広告が有効です。
使い方や商品の特徴を体験レポートやインタビュー形式などで紹介することで、商品を知らないユーザーにも魅力や利用イメージを伝え、興味を持つきっかけをつくれます。

詳しい説明が必要な商品/サービス

機能や性能が複雑で魅力が伝わりにくい商材や、一般的な広告では情報を十分に伝えきれない商材は、記事広告と相性がよい傾向があります。
記事形式で複数の機能や特徴、導入するメリットなどを順序立てて紹介することで、ユーザーの商品/サービスへの理解を深められます。

例:
SaaSなどのBtoBサービス、金融サービス

高額な商品/サービス

価格が高く、購入や契約前に十分な情報収集や比較検討が必要な商材も、記事広告に向いています。
記事広告では、商品の機能や特徴だけでなく、利用するメリットや具体的な利用シーンなども詳しく説明できるため、購入・契約を検討するユーザーの疑問や不安を解消しやすくなります。

例:
金融、不動産、家電、サブスクリプションサービス

競合が多い比較検討商材

競合商品が多く、一般的な広告だけでは差別化が難しい商材も記事広告に向いています。
記事の中で商品の特徴や他の商品との違い、開発背景などを詳しく紹介することで、広告枠では伝えきれない情報を通して自社商品の魅力を伝えられます。

例:
化粧品などの美容商材、保険、家電

まだ市場が確立していない新規ビジネス

まだ市場が十分に認知されていない新しい商品やサービスは、ユーザー自身が必要性や価値に気づいていないケースがあります。
記事広告で、製品が生まれた背景や解決できる課題、利用するメリットなどを詳しく紹介することで、ユーザーに新しい価値を理解してもらうきっかけをつくれます。
また、商品/サービスに対して「よく分からない」「自分に必要なのか分からない」といった印象を持たれている場合も、開発ストーリーや具体的な利用方法などを伝えることで、理解を深めてもらいやすくなります。

記事広告の費用相場

記事広告の費用は、掲載するメディアの知名度や規模(PV数など)、掲載期間、記事の制作内容などによって大きく異なりますが、数十万円〜数百万円程度が一般的な目安です。

▼相場目安
  • 中小Webメディア・特化型メディア:数十万円~100万円程度
  • 大手Webメディア・ニュースサイト:数百万円程度
  • 新聞・有名雑誌:数百万円~1,000万円以上の場合も

費用の内訳は媒体や契約内容によって異なりますが、大きく分けると「掲載費」と「記事の制作費」があります。

掲載費については、想定されるPV数やリーチ数などを基準に、単価を掛け合わせて算出されるケースが多いです。ただし、掲載費と制作費をまとめて設定している場合や、掲載費に加えて成果報酬が発生する形式などもあるため、具体的な料金体系はメディアごとに確認が必要です。

また、提示された費用に記事の制作費やPV保証が含まれているのか、掲載期間はどの程度なのか、記事の二次利用が可能なのかなども、事前に確認しておきましょう。費用だけで判断するのではなく、料金に含まれる内容や掲載条件を確認したうえで、費用対効果を検討することが重要です。

記事広告で成果を出すポイント

記事広告で成果を出すポイント

記事広告で成果を出すためには、メディア選びから記事内容の工夫まで、適切に検討することが重要です。ここでは、記事広告を効果的に活用するために押さえておきたいポイントを紹介します。

①ターゲットと相性の良いメディアを選ぶ

記事広告では掲載先のメディア選びが成果を大きく左右しますので、まずは自社商材のターゲットを明確にし、そのターゲットが普段どのような情報を求め、どのようなメディアを利用しているのかを考えましょう。メディアを選定する際は、PV数や知名度だけでなく、ユーザー属性、ジャンル、媒体のブランドイメージなどを確認し、自社商材との相性を判断することが重要です。

②広告の目的を明確にする

広告を出稿する目的によって記事の内容や評価する指標が変わるため、事前に目的を明確にすることも重要です。広告出稿の目的は企業によってさまざまですが、以下が一例です。

  • 認知を広げたい
  • ブランドイメージを高めたい
  • 自社サイトへの流入を増やしたい
  • 問い合わせや購入につなげたい

など

たとえば、認知拡大が目的ならPV数やリーチ数、ブランド理解が目的なら記事の読了率や滞在時間、問い合わせや購入などの獲得が目的ならクリック数やコンバージョン数など、目的に合わせて評価指標を設定しましょう。

③ユーザーの興味を引くテーマを設定する

記事広告では、企業側が伝えたい情報だけを中心に記事化すると、広告感が強くなり、ユーザーに読んでもらいにくくなる可能性があります。
「自社の商品を紹介する」ことを起点にするのではなく、「ユーザーやターゲットがどのような情報を知りたいのか」を考えてテーマを設定し、そのテーマに沿って記事を構成することが重要です。
たとえば、記事の冒頭からすぐに商品を紹介するのではなく、商品の利用につながる悩みや課題を導入にすることで、商品に興味を持っていなかったユーザーにも記事を読んでもらえる可能性があります。

④記事からコンバージョンまでの導線を設計する

記事広告から問い合わせや購入などのコンバージョンを獲得したい場合は、記事の内容だけでなく、その後の導線も設計する必要があります。
記事を読んだユーザーが「もっと詳しく知りたい」と思ったときに必要な情報をすぐ確認できるよう、商品ページや問い合わせページなど、目的に合ったページへスムーズに遷移できる導線を設計しましょう。ただし、記事の内容と関係のないページへ無理に誘導すると、ユーザーが離脱してしまい、思うような効果を得られない場合もあります。「記事で理解を深める→商品・サービスに興味を持つ→詳細情報を確認する→問い合わせ・購入する」という流れが自然につながるように設計することが重要です。

⑤掲載後の効果測定と改善を行う

掲載後は、PV数、記事の読了率、クリック数、自社サイトへの流入数、コンバージョン数など、事前に設定した目的に応じた指標を確認しましょう。
記事のPV数が多いにもかかわらず自社サイトへのリンクがあまりクリックされていない場合は、記事からの誘導に課題がある可能性があります。
反対に、自社サイトへのクリックが取れているもののコンバージョンにつながらない場合は、遷移先のページやオファーに改善の余地があるかもしれません。
広告単体の数字だけを見るのではなく、記事への流入からコンバージョンまでのユーザー行動を計測・分析することで、次回の企画や記事内容、導線の改善につなげられます。

記事広告を出稿する流れ

記事広告を効果的に活用するためには、出稿する際の手順も重要です。メディア選定の前に目的やターゲットを整理して、掲載まで進めましょう。

①目的・KPIを設定

まず、記事広告を実施する目的を明確にします。認知拡大、ブランド理解、自社サイトへの流入、問い合わせ・購入数の増加など、何を達成したいのかを決め、その目的に応じたKPIを設定します。

▼KPIの設定例
  • 認知拡大・ブランド理解→PV数、リーチ数、指名検索数など
  • 自社サイトへの流入→クリック数、クリック率、自社サイトへの流入数など
  • 問い合わせ・購入数UP→コンバージョン数、コンバージョン率など

②ターゲットを決める

次に、記事広告を届けたいターゲットを明確にします。年齢や性別だけでなく、抱えている悩みや興味関心、購買行動などまで整理すると、メディア選定や記事テーマを決めやすくなります。この際、ペルソナを設定する方法も有効です。

購買行動モデルとは?時代別に見る消費者心理とマーケティング活用法

「なかなか広告の効果が出ない」「どうすればお客様に選ばれるのか分からない」広告を出稿する広告主様の中には、こんな悩みを抱える会社も少なくありません。

ペルソナとは?
BtoCマーケティングで使うペルソナの概要と、メリットや設定する手順を解説

「ペルソナ」の設定は、企業が商品開発やPRを行う上で欠かせないプロセスです。顧客や見込み客の悩み・ニーズを正確に把握しながら事業を展開すれば、購入や契約、リピーター獲得等が効率よく進む可能性があります。

③メディアを選定

ターゲット層がよく利用しているメディアや、自社商材と親和性の高いメディアを選びましょう。読者属性だけでなく、媒体のジャンルやブランドイメージ、過去のタイアップ事例なども確認すると、メディアの特徴をより把握しやすくなります。
候補となるメディアを見つけたら、Webサイトなどから媒体資料を取り寄せ、掲載料金や想定PV、掲載期間、記事制作の体制などを確認しましょう。

④企画・テーマを決める

商品・サービスについて訴求したい情報と、読者が知りたい情報を整理し、記事のテーマや構成を決定します。広告主が伝えたい情報だけでなく、読者にとって有益な情報を盛り込むことで、記事を読み進めてもらいやすくなります。

⑤記事を制作

媒体社や制作会社などと協力して、必要に応じて取材や撮影、原稿制作を行います。記事の制作体制は媒体によって異なるため、誰が制作を担当するのか、公開前に内容を確認・修正できるのか、修正回数に制限があるのかなどを事前に確認しておきましょう。

⑥掲載

完成した記事を媒体に掲載します。掲載前に、記事がどの掲載面に表示されるのか、掲載期間はどの程度か、記事への流入やクリックなどの効果をどのように計測するのかを確認しておくと安心です。

⑦効果測定・改善

掲載後は、設定したKPIをもとに効果を測定します。結果を分析し、記事のテーマや内容、誘導先、メディア選定などに改善できる点がないかを検討し、次回の施策につなげます。

なお、記事広告を出稿する際は、広告代理店に相談するのも一つの方法です。メディア選定から企画、記事制作、効果測定まで、必要な業務をサポートしてもらえるため、自社だけで進めることが難しい場合には心強いでしょう。広告代理店を利用する場合は、掲載費用とは別に代理店手数料がかかることがあります。

以下のような広告主には、特に広告代理店の利用がおすすめです。

  • 自社の商材とどのメディアが合うか分からない
  • 自社のリソースが足りない(人・時間など)
  • 広告の効果分析に自信がない

特に、メディア選定や目的に応じた記事内容の企画、効果分析には専門的な知識が求められます。広告代理店であれば、メディアごとの特徴や過去の実績を踏まえて、自社の目的に合ったメディアや記事内容、効果測定の指標などを提案してもらえるため、記事広告の出稿をスムーズに進めやすくなります。

まとめ

今回は、記事広告について解説しました。

記事広告は、バナーやテキストのみで訴求する広告と比べて多くの情報を伝えやすく、メディアが持つユーザーとの接点を活用できる広告手法です。認知拡大や商品/サービスへの理解促進、潜在層へのアプローチなど、さまざまな目的に活用できます。

記事広告の特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、自社のマーケティング施策に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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